国立音楽大学ニュータイドの山野出場辞退に思うこと
山野楽器にいったら山野のポスターに衝撃的な文言が・・・
「国立音楽大学ニュータイド・ジャズ・オーケストラはバンドの都合により出場を辞退することとなりました」
そんな・・・
そんなばかな・・・
なんかきなくさい匂いが・・・
経緯はニュータイドのウェブサイトにあるように、「一般の方からの投書」によるものだそうだ。
正直、憤りと悔しさ、納得のいかなさを抑えられない。
ニュータイドが参加することの正当性について
- ニュータイドは音大公式で参加しているわけではなくあくまでサークル。音大ではジャズを演奏すること自体が冷遇されていた。その中でニュータイドは数十年も研鑽を重ねてきた団体。(国音はジャズ科ができてジェムストーンという別のビッグバンドができたが、それは山野に参加していない)
- 音大だからって当然上位になれるわけではない。他の音大が必ずしも上位校ではないことからも明らか。ニュータイドはその独創性も評価されてきた。
- というか一般校が国音ニュータイドを倒して優勝した事実があるのをお忘れじゃありませんか皆さん(> 同志社サードハード)
- 常勝集団なんだけど、中の人は勝って当然とは思っていない。前年の勝利インタビューにもあるように、「国音に入ってニュータイドに入りたくてずっとがんばってきた・・・!」という人によってできている。ニュータイドで山野に出たかった部員、これからどうするの?活躍の場をなくす決意は断腸の思いだろう。ニュータイドのウェブサイトの「前向きに」という言葉が彼らの身を切るような思いを表している。
運営どうなんだ論
- 音大公認でやっている洗足音楽大学ゲットが昨年二位。これで、国音が抜けてゲットが一位になったら、その優勝は意味があるのか?ダブルスタンダード。
- 他の音大も自粛するべきなのか?その判断を個々にしなくてはならないのか?
- 投書によって国音だけが参加の是非を問われるのはおかしい。問われるべきは運営では。コンテストの厳密化と「音大」の関係をそろそろ明確にする必要があったのかもしれない。(ずっと山野参加者を見てきた羽毛田先生のブログ http://haketa.seesaa.net/article/370221383.html の意見は納得)
- そもそも論だけどニュータイド出身者が審査員なのもダメなのか?じゃあハイソ出身者ならいいのか?とか
一般校から見て
- 一般校は音大がいなくなることを望んでいるのか?というとかなり疑問。
- 今年一般校が仮に優勝したとして、その優勝の意義や重みはどうしても違和感のあるものになってしまう。
- 音大というアドバンテージに対してハンディをとってあげないと優勝できないんだろう、と思われるのは上位校には屈辱のはず。「勝ち逃げすんな!帰ってこいよ!迎え撃ってやる!」が気持ちじゃなかろうか。
っていうかこの「一般の方」、真意がつかみかねるところもあるけど、まさか一般校OBとかじゃないだろうな?!勘弁してくれ!もしそうだったら山野ファン、学生ビッグバンドファン、学バンOB、ビッグバンドファンとして本当に恥ずかしい。
とにかく開始前から不穏な空気の今年の山野、閉会式も含めて荒れることは避けられないと思う。今後もずっと続けて行くために、運営に感謝しつつ、なんとか方向性を定めて仕切り直しをはかってほしい。