山野2015まとめ

すっかり忘れていましたが、去年自分が何を書いたか忘れるのでまとめておくことにしました。

実況するのは義務なんです!実況するのは義務なんです!実況するのは義務なんです!知らないですか?義務ですよ?
ジャンパ出てきたー!やっぱ服が派手!エグザイルかよ?!
今年も学バンアワードあります 瀬川先生が勇退なさったので今年から審査員に岡崎正道さんが加わりました
トップバッターおかえりジャンパ!音でかい!一曲目good morning Africaを意識したかトライバルな服装揃えていてビジュアルでも魅せてくれる、とりあえず今年の衣装賞決定 二曲めメセニーのHeart of the dayと攻め選曲
ジャンパ、これまでは結構おおらかなノリで企画とか楽しませてくれる感じだったけど、去年の予選落ちを受けてコンテンポラリーガチ勢に生まれ変わろうとしているようです 二曲めちょっとガチガチという寸評
二番めおかえり東大JJW!流石サドメルバンド、音色をすごく研究しているのがわかる端正な音色。all thatとdon't even ask構成が難しいけどイメージがばらけなくてきっちりまとまってるのがいい。pfソロの最後の暴れ具合よかった ベースのPAノイズってたのエリックさんがちゃんとスタッフに言ってくれた(இдஇ; )
今日最初のベイシーバンド立命館、今年もMCは爆上げだし髪は茶色い!ピアノ中心のリズム隊と割り気味のグラマーなホーンセクション。tsソロエロい音色で前後に黄色い声援が上がる
昨年度7位洗足ゲット、VoとVn常設のコンテンポラリー…とにかく楽器コントロールは飛び抜けて上手い。bsの人渋すぎなんですけどほんとに学生かw あんまりジャズっぽくない曲なので審査員受けちょっと心配 洗足に対して「ピッチが悪い」という本田先生Σ░(꒪◊꒪ ))))まじかよ…
ねえ天理ALSどういうことなのなんで今年も女エリックみたいな人いるの去年と違う人じゃんどうなってるの天理の女子tp伝説 「聞いてて楽しい」「tbソロ、ひょっとしたらひょっとする」前田先生の寸評。やっぱり天理のラテンの明るいノリいいなー!しかし洗足のあとだとフランス料理のあとのラーメン二郎的なインパクトだ
学習院音圧系の迫力ある演奏、個人的にはbsの鳴りが良くて好き。pfソロ可愛い。三木先生講評「端正でわかりやすくてシンプルなスコアを選んだのが成功の秘訣」
今日の国府さんはセッティングに時間のかかるバンドにプレッシャーをかけていくスタイル
同志社なんなのこれ私こんな巨大ロボットが必殺技放ってるみたいなmy favorite things聴いたことないんだけど 同志社とてつもないね…圧倒的過ぎてもう聴いてて涙ぼたぼたしてくる tp内藤さん去年も最高だったけど今年この人がソリスト賞確定 このアレンジ力も凄い tpソロが圧倒的であれなんだけどkeyと同志社の要gtソロも最高 最高
今年は立教でないのか〜 あの作曲家しばりのアレンジ聞きたかったのに
午後一KMP、聴いててリラックス感のある爽やかな演奏。内堀先生「無理してない心地良い演奏。スイング感がばらつきがありまとまって聞こえないところも。」
まじほんとに懐古厨ダメだろ 現役の学生さんに敬意持てない奴帰ってCD聴いた方がいいよ 誰それが居た時はよかったとかそういうの 変わってくものを楽しむのが山野じゃないの?
続いて金沢モダンも爽やか系、力みのない演奏は二曲めagainst all odds の柔らかい曲風がよく似合ってました。ソロas、tpとも音色綺麗でよかった。エリック先生からは欠員パートは抜かさないようにという指摘、歌モノは原曲を研究してた点がよかったとのこと Buddy Rich バンドにいらしたエリックさんからshawneeの吹き方についてのコメント!「この曲は強弱付けないほうがかっこいい」「このtpソロ友達が吹いてたやつで懐かしかった…ソロは音色も研究してマネしてみて」「この曲はbuddyが機嫌の悪いときにやる曲。速いbig bandの曲は怒りがないと、気持ち良くなってしまうと遅くなっちゃうんですよ。ya gotta try とかwindmachineとかそういう曲は、半分キレながらやって」
午後はモダンが続くね?!上智ニュースイングtwo different way, Mr. Dodo綺麗めの曲でいい雰囲気。tpソロ二人とも音きれい、bsソロの後半テンション上がるところかっこよかった。
昨年度入賞勢いのある日本医科大ミッドナイト、綺麗な上にパワーもあり、pf中心にリズム隊が気持ちいい(あとリズム隊みんなイケメン)pf、tp、tsソロどれもよかった。本田先生「全部いい…音大用のコメントになっちゃうんだけど、あとはキレ?それも充分いいかな…」
昨年の入賞校のあとに続いたのに「お!音しっかりしてるな?え?おかえり組?嘘!」ってくらい伸びた関西学院チャリオ。音が綺麗で無理がない。ドラム超上手い!ドラムばっかり聴いてしまうくらいほど支配力ある。関西学院、講評は前田先生「涙出ちゃった。ドラム、一緒にレコーディングしたいくらい」 多分ベストランクアップは確実じゃないかなチャリオ
今日はtpのロングソロ(特に熱い系)が多いし上手いね!一方でtbソロ何故か少なし ロングソロ聴きたいな
おかえり獨協、去年は予選参加も見送っていたのに今年はいい鳴りですBirth of the band久々に山野で聞きました
阪大!ピアノめちゃくちゃ上手い、軽妙洒脱としか言いようのない軽い上手さ、シンプルでいて時々モダンなネタを突っ込んできてお洒落、ソロバッキングも最高、やっぱり阪大のリズム隊最強。tsソロこーいう渋いの聞きたかった!今回のMCネタは「よーでるよーでる!」でした
ちょっマジ?!愛知ブルスタ、Tigran Hamasyanなんてやるの?!挑戦的!楽しみ!愛知ブルスタ、とにかく一曲目大好きな曲なのでこれフルバンアレンジで聴けて凄い嬉しい、選曲押し勝ったpfの人ありがとう&おめでとう!全然コピじゃないソロめっちゃかっこよかったしあのしんどいリズム乗りこなしたメンバーさん素晴らしい ブルスタの人に届け〜愛知ブルスタ、エリック先生「特に言うことがない。悔しいけどけちをつけるところがない。強いて言えば選曲がちょっと似てるかな?くらい。」
休憩明け明治ニューウェイブ、手堅い選曲。gtソロのround midnight、聴いててなんか50年くらい昔にタイムスリップしたような感覚あったw渋いw 内堀先生、「ちょっとスケールが小さいけど、気持ちの良い演奏。」
埼玉スィンギンキューブ今年はMCがまともです。明るくてリラックスした演奏、割り気味のパリパリした鳴りは持ち味か力みか…。最後のブラスとサックスの掛け合いソリばっちり決まっててかっこよかった!
青学ロイヤルぅぅ〜!21世紀もギルが最高にかっこいいことを教えてくれてありがとう!今年もフロア沸き沸きでした!Half manで一発かましてilluminationで美しい風景を描いて最後もPlayで決めてくれました。本田先生の講評「このバンドのいいところは音がガチャガチャしてるところ」青学、ところでtpの人がオレンジのTシャツに着替えたのはどういうネタだったのかな?ギルだから「Orange was the color of her dress」のネタでも混ぜてくるのかなと思ったけどそうでもなかったというかわかんなかったあと青学ロイヤルのgt音が小さかった気がするけどソロ指定なかったからあれでいいのかな?かっこよかった。まだ二年生?来年も楽しみ。青学ロイヤル、ソリストみんな上手いんだけどtsソロ始まったときの音色かっこよすぎて、しびれた
日大リズム、リズム隊素晴らしいです…今年こそ入賞か?!山野でラテンバンドのアイコンタクトに燃えるのって醍醐味だよね!コンガの人ソロ終わったあと一瞬だけお辞儀したの萌えた
洗足しわしわ、今年は電気楽器も(ネタも)なしですごく正統派なコンテンポラリー寄りモダンで攻めてきた。鳴りが良いからできる抑制された音色が綺麗。OBアレンジだからかすごく合ってる。pf、tpソロよかった。
明治BS、This could beで始まってグラスパー?と思ったら間にfour on sixを挟んでいい感じに徐々にモダンになって行くセンスいい構成。BS自慢のソリは二曲め、非常に抑制された手練の音って感じだった。


二日目一発目甲南ニューポート朝イチから華やかにぶちかましてくれました!がっちりしたリズム隊に乗ったノリのいい演奏、短いソロとsaxソリでつなぐJ&B、なかなか山野ではやらないClifford、tsソロとdsソロがひときわ輝くBasieとセットリストもばっちりでした
甲南はあとBasieでソロバッキングにtpと合わせてピッコロを使ってるのがちょっと珍しかった。以前はもっと音圧かけて吹く印象あったけどここも吹きすぎないバンドになった。
ところで毎年三曲目に交通標識おくのなんでなんですかね?おまじない?
数年ぶりに予選参加からの愛知学院、映画のような盗難事件を乗り越えて出場!白一色の衣装が爽やかです。ここ20年くらいの山野では非常に珍しい秋吉敏子で二曲、コンマスが「ケンカして決めました」大成功でした。tsの音色、吹き始めからドキッとするくらいかっこよかった。
あと甲南のリードtp決めまくっててめっちゃおっとこまえでした 愛知学院、エリック先生の指摘「強弱しっかりつけてるけど付けすぎかも。秋吉敏子さんの譜面はあまり小細工しないほうがいいので、絞ったほうがいい。情報量の多いアンサンブルではピアノは引きすぎないように」 愛知学院はステージ上から、予選で楽器を貸してくれた立命館に「ありがとうございました!」
こちらはベイシーバンドの日大ホワイト、おかえり!(黒揃えに白ネクタイの衣装)Back to the apple、saxソリかっこよかった!今回初のbsフィーチュア、渋い音でした。角田先生「ベイシーバンドの真髄を充分に感じることができた」日大ホワイトのdr、「スティックを投げたけど、外したらどうするつもりだったんですか?」「片手で叩くか…そのときはそのときで楽しいかなって」
昨年度入賞法政ニューオレ、一曲Do it!アルトとテナーのバトル、音もフレーズも凄くかっこよかった!山木さんの名曲Stardust、高速Allison tune精度高い演奏でした。これで八分でtpソロ吹き続けるとかすごいな。
モダンコンテンポラリー昭和大、昭和大といえばsax隊!フルート常設して6管すべて音が綺麗。二曲めpfソロの間ホーン隊が全員ピアノのほう向いて一緒に頷いてるの眩しすぎてオッサンは泣きそうでした
法政ニューオレのdrの人がソロの後声援に応えてるのちょっと可愛かった
中央スイング、黒ベストと蝶ネクタイで決めてました。二曲めSerenate in blueのセクションの歌い方少しレトロですごくよかった。講評、無理のないスコア選び褒め、ソロ力アップがコメント。
慶應ライトが舞台上でハンドクラップをしたからといって一緒にやってはいけないということを理解しているよく訓練された観客席
午前トリ慶應ライト、一曲目あれライトにしては普通の曲?と思ったら五拍子だよなんなくやってるよ…カホン入れたタンゴ系の曲でtbのすごくセンスいいソロ。あと、とにかくdr凄い、もうプロなれるのでは?コンテンポラリー曲に合ったdrの演出とソロは無二。選曲は今回も気鋭の若手NYミュージシャンのオリジナルアレンジ。誰もついてこれないライトワールドを満喫させてもらいました。フルートソロ、こんなのビッグバンドで聞いたことない爽快なソロ。とにかく上手い全セクション、綺麗な鳴りのブラス
しかし愛知学院な、往年の名門校が数年ぶりに一念発起して予選出場した予選当日演奏五時間前に楽器をごっそり盗まれてることが発覚し、楽器をライバル校に借りて予選通過、部員の活動により楽器を取り戻して本戦では他バンドがどこもやってない曲を鮮やかに演奏とかなにこれ映画化決定
ライトとロイヤルってどっちも普段着のくせになんかおしゃれなんだけどロイヤルは半パンで色がきれいめでライトは紺中心のベーシックカラーなんだけど何これ揃えてるの?たまたま?
午後一専修グリーンサウンズ、黒スーツにグリーンのタイ。ちょっと緊張気味なのかな?って思ったけど三曲め、みんなの表情が急にぱっと晴れやかになって、あっ自信があるんだな!というのを感じました。終始笑顔の素敵なas二人のソロがムードメイカーでよかった。
京都ダークブルー、今年も謎のエリントンワールドかと思いきや三曲め、普通の4beatやっててびっくりした。エリック先生からのアドバイスは、エリントンの音作りのためミュートの使い方
ベイシーバンド横国大ベイサウンド、あのとにかくtpソロ凄いです、「恋してる音色」との講評。おかえり組はすごい力つけて来てるの今回よくわかる
ロスガラ、最初の一音聞こえたとたんに「あっこれ絶対入賞」と確信した引き締まった音!パーカッションの眼鏡の方の人のテンション笑えるくらいすごいしキレ味いいasソロ、上原ひろみ曲でぶち切れてくれたpf、とにかく素晴らしくて去年より上行けるかも?!ロスガラに本田先生の講評「音量コントロール、プロみたい。管のピッチがすごくいい。ドラムがずっとfで叩いてないのもいい。」
CUモダン、選曲が新しいというか被らないやつで挑戦的。(La BarbaraとDon Menzaだからこのバンドのど真ん中選曲なんだけど)このバンドもまたtpソロかっこいいとこ見せてくれました…(横国といい美女tp多いね)
連続出場東洋グルービー、上がり調子でテンション上げてきた。ぱりぱりした音圧が気持ちいい!ラテンノリのpf、美しいflhソロもよかったけど何かがいいtbソロもっと長尺で聞きたかった。とてもいい。
早稲田ハイソ、一曲目Serenityはハイソの実力からしたらちょっと譜面が軽いのでは?と思った。まずとにかく音圧のハイソを支えてるbsが素晴らしい!ソロ指定無いけど場面転換のところ印象深かった。
二曲め宇関さんアレンジならではのスペイン系のメイン曲、かなり変わった曲風にがっちり合わせたtpソロ無茶苦茶上手い。なんかどのバンドでもtpソロいいって言ってる感じするけどそうなんです、今年はtpソロの当たり年なんですよ ハイソ二曲めはdrとperがソロ指定なんだけど実際ダブルドラムって言っていい感じでバトルからの最後のテンポキリキリ変わるところものすごかった。どっちに合わせてんの?譜面ドS過ぎるんだけどそれを数週間で仕上げてきてるんだろうなハイソ怖い
洗足ゲット、今年もまだ演奏の時も声援少なかった…去年の表彰式の時もすごく冷たいムードだったしなんかまだ学バンの仲間に入った感じがしないのな…。しわしわは愛されてるのに。やっぱ同好会じゃなくて学校がかりのバンドだからなのかな

予想トップ3は慶應ライト、同志社、早稲田、その下に(中に?!)ロスガラ食い込むか?!その下阪大・BS・ゲット、続いて日医、青山、愛知、ランクアップにチャリオか愛知学院、学バンアワードにロスガラ かな ライト最後に優勝したの1996年か…今年こそ!同志社は2006年、ロスガラだったら初優勝だ…


優勝慶應ライト、1998年のハイソとのダブル受賞以来17年ぶりの優勝!!長年にわたり最新の音楽を追求し続けてきた慶應ライトが優勝、最優秀ソリスト賞とのダブル受賞です「ついに…ついに…」というメンバーさんの震え声が物語っていました
ロスガラ準優勝本当にめでたい、いつも一番観客席を沸かせてくれる素敵なバンドが二位、優勝ソリスト賞、学バンアワードを席巻!


決まり文句ではなくて本当にレベルの高さを感じた山野でした。特に昨年本戦に出場できなかったバンドはどこも驚くほど上手になってて、学生さんの反骨心の力を感じました。順位表見ても、あれだけ演奏できてたのにこの順位?!なんてレベル高い戦いか…と感動かつ切ない。
通しで見ていて山野での学生さんの演奏が高度になっているのがわかるのは、審査評の変化。内堀先生が言っていた通り、以前は音域の高さ、曲の速度の速さ、音の大きさを競っているようなところがあった。それは今もう出来て当たり前の前提くらいになっている。
審査評も、もっとダイナミクスをなんてこともう言わない。曲の解釈から考えてあえてダイナミクスは付けないであっさり吹く、とか、そのバンドの持ち味と能力×曲の特性、を考えさせるようなコメントが増えた。(まあピッチに対する指摘とかは不滅だけどね)演奏の仕方を聞いていてももう明らかに音圧をかけるような印象になるように吹くバンドは減って少数派になった。抑制した音色で吹きすぎない、そういうやり方を前提にして曲を深掘りするようになってきている。そこで選曲の重要度が増してくる。講評でも「無理のない、自分たちに合ったスコア選び」を褒めたり説いたりしているケースが増えた。(言うまでもないけど無理のない譜面≠簡単な譜面 ですよ。)オリジナルアレンジへの挑戦も益々増えてて素晴らしいと思う。水準が上がっているのは間違いないし、それは各バンドの自己破壊を伴う努力の賜物なので、順位が下がった≠実力が下がった、だから!学生さん本当に素晴らしい演奏をありがとうございます。