花見4連続4・大人になったら
4/10（日）
自分が故郷のひとつだと思っている西池袋3丁目から徒歩10分のところに、ライトの建築があった。
ガイドツアーにそって回るのはなかなかよかった。「再生された建築であること」と「使いながら保存される建築であること」、また「名建築家の作品（設計だけだけど）にもかかわらず妙に安い材料で作られていること」が興味深かった。「使いながら・・・」というだけあって、普通だったらロープがかけられていて入れないようなところまで、そこそこ入れる。（講堂の2階バルコニーとか）
講堂では、明日館再生のドキュメンタリーを上映していてこれも面白かった。とにかく安っぽく作られていたらしく、痛み具合が涙ぐましい。
これだけの工事をする資金は？？と思ったら、重要文化財になってから、その補助を受け保存工事が行われたとのこと。
建物ってここまで分解できるのかと嘆息する。特徴ある窓枠の、それぞれに嵌っているガラスも、古い吹きガラスと新しいガラスが混在している。よく残せたものだと思う。自分はこういう「モノのできる過程」を見るのがどうもこうもスキだ。２・３回見てもいいかもしれない。
重要文化財になるまでの過程も少し気になる。夜間見学会もやっているらしいので、次に行ったらガイドの方に聞いてみよう。
逆光がスキなのでついカメラを向けてしまうけれど、上手に撮れるほどうまくない。
