IKEA南船橋
前から行ってみたかったIKEA。とうとう行ってみました。幕張のアウトレットで服を買ってから、軽く流すかと思ったら・・・。
みなさん、ここ、しっかり見たいなら半日は必要。歩きやすい靴で覚悟して行ってきてください。
思いついたことをいろいろと。
- 流石にもう行列はなかった。土曜の午後6時。
- 「お店の決めたルールに従うならば、安く提供しますよ。」という仕組み。とにかく客を働かせる。
- 梱包、会計の前に商品をレジに並べるなど。
- ショウルームの商品を階下の倉庫で探す方法は、「客が自分でメモをとる」だけ。
- 商品は「デザイン価格破壊」。
- 「ボザール」もかなり価格破壊だったかなと思いますがそれ以上。
- システムキッチンなんてあるんですね。しかも自分で組み立てる。(!)
- 特に安いなと思ったもの。
- 花瓶。大きいのは普通数千円はしますが、高くても1000円台。欲しかったー。
- 「プラスティックでできているデザインぽいもの」全般。
- バーチ(白木)全般。スツール、1000円!
- 照明は安いけど、部屋の主役になる系統ではなく、部屋を効果的にライトアップするため、というもの。和紙のぼんぼりを1つ購入。
- 質はそれほど良くない。
- 400円で買ったまくらはふにゃふにゃでした。無印で買えばよかった。
- 引き出しは全般に立て付けがよろしくないようです。
- 客層は想定どおり、若い。カップルと家族連れ。
- 若い女性グループっていないけど、若い男性グループがいるのはなぜ?
- 会計の場所の様子を見る限り、本気で家具を買っている人はまだ少ない。安いもの・面白いものをつい買ってしまう感じ。
- われわれは4000円強を消費。
- 歩き回るので腹が減る。そして、食堂は、海外の空港の食堂を思わせるカフェテリア式でとにかくマズイ。
思ったこと1・生活の中で家具を買うシーンに変革が起きた、かもしれない。
結婚と家購入と高齢者の住み替えだけがライフイベント、家具を買うタイミングだったけど、「インテリア」という視点から廉価な家具で生活を変化させること、がいっそう気楽で普通のこと、になるのでは。
ホームセンターで、「廉価な家具を買う」下地っていうのはできていたわけだけれど、それはおしゃれなものではなかった。おしゃれなのは、「ただのプラスチックなのにまじかよ・・・」って値段で、おしゃれインテリアショップで買うものだった。
でも、もう誰でもほんとに手軽に、それっぽいものが買える。日曜にミニバンで乗りつける店で。
それはなんだか「使い捨て生活」の最たるもので、いわゆる「いいものを大事に使う」、北欧家具のイメージからはかけ離れているわけだけど。
思ったこと2・「デザイン価格破壊」。
今まで、おしゃれっぽいものは、材料費に関係なく高い値段がついていた。それは意匠料だと認識して、結構それを許容していた。今家には2万の照明と1万の照明がある。17万の、欲しい照明がある。
意匠はおそるべき高付加価値の源泉だった。でもIKEAではそれっぽいものが本当に手ごろな、それこそ材料費から想起できる程度の値段で売っている。
それは今まで「それで食ってきた」人々にとっては脅威なのではないか?「IKEAに行けば1000円で買えるじゃん。」に対して、またはIKEA社内デザイナーに対して、自分の存在意義を主張するような仕事をしなくてはならない。
壮大な、デザイン系100円ショップ。今のところは、まだ。