UNIXを知っている年代って?
ITインフラ系の仕事にかかわって6年目になる。はじめの一年は、今思えばありがたいことに、UNIX(というかSolaris)漬けだった。
どうも最近かかわっている仕事で、UNIXを知らない人がなんだか多い気がする。UNIXコマンドラインとかファイルシステムとかって、少なくともインフラ屋では必須なんじゃないの?
ん〜。。
自分は文系上がりで、年もまぁ若いからか、いつも「自分が知っている程度のことは、技術系の人なら知っていて当然」と思っていたけれど、なんだかそうでもなくなってきつつある。
先だって、4つ下の女性に「UNIXって、あの黒い画面で操作するモノのことですよね」と言われてちょっと驚いたけど、年若いからわからないのかというとそうでもなく、結構年が行っていてもわからなかったりする。
汎用機しか知らない年代ってことなのかな。
UNIXの歴史と言うと、黎明期が60〜70年代、商用に乗りはじめたのが80年代。よく普及したと言われているSystemV Release4が1989年発売だそうなので、実際日本で普及し始めたのは90年代、ひょっとしたら後半?
とすると、実際UNIX慣れしている世代というのは、当時の学生+働き盛りとして
- 90年に20歳くらい→いま30台後半
- 90年に30歳くらい→いま40台後半・・・うーん、現場から退き始めるな。
- 90年に40歳くらい→いま50台後半・・・おおっ、そろそろ会社からいなくなる。
じゃ汎用機の世代っていうのは、情報処理学会の年表*1を見てざっくり70年代〜80年代とすると、
- 80年に20歳くらい→いま40台後半・・・お、ギリギリか。でも今いても現場じゃないよなー。
- 70年に20歳くらい→いま50台後半・・・お、親世代だ。
- 70年に30歳くらい→いま60台後半・・・働いてないよな。
- 70年に40歳くらい→いま70台後半・・・間違いなく働いてないな。
こんな感じかな?でもなんだか世代で語るのは無理な気がしてきた・・・。
どっちかっていうとSIerが単なるゼネコンになっていて、若手から何から正社員はスケジュール管理と打ち合わせしかしていないことが原因のような気がしてきた・・・。
変な感じ。技術オタクは意思決定の場からいなくなれーといつも思っているけど、あんまりな技術空洞化にも途方にくれる。