海水浴@鵠沼海岸

海は3年ぶりか?すっかり海水浴の仕方を忘れてしまった・・・。
8時半についたもののすでに酷暑。3000円でパラソルを借り出し。しかし波は「遊泳注意」状態。ちょっと子供が入ったりするには適するとはいえない波の高さ。でもボードやっているひとには快適かも。
何度も頭からひっくり返された。しかしながら楽しかった。
海辺には大音量のDJブースがあり、誰に期待されているともわからぬ音楽がかかっている。これなら昔よく見かけた、ラジカセを持ち込んでサザンをかける人のほうがまだ迷惑度が低かったかも。
DJブースの前には、タイダイ染めの布で作られたテントがあり、ディレクターズチェアにふんぞり返ったドレッドヘアの男(照り焼き状態)を、ギャルサーが囲んでいた。なんとなくB系音楽のCDのジャケットのようだった。
こんな浜を見ていると、世界中どこに行ってもこの浜よりはましかという気がして、10月のバカンスに期待がもてるような気がする。
鵠沼海岸といえば、阿部昭の「夏の日」「司令の休暇」「千年」などの作品の舞台(というかほとんどの作品の舞台)であることもあり、なんとなしにあこがれの気分を抱いていたけれど、駅前のわずかなみやげ物屋や閑静な住宅街からはその風情はうかがえなかった。
ただ文中に繰り返し表現されていた昼下がりの照りだけは感じることができた。