国立訪

nalo9152008-11-30

去年行った「国立パワージャズ」の日。
国立まで行ったものの、体調があまり良くないので、軽くぶらっとして帰ってきた。渋さ知らズのライブに行くには、まだライフが足りないよ。

構内をふらっと歩いて伊藤忠太の彫刻を探す。ここに通っていたのはもう7年前、通おうか決めたのは11年前になるのかと思って驚く。生協食堂の裏手の、グラウンドを見晴らすテラスから、木立と木漏れ日を見て「なんか、いいかもなぁ。緑が多くてきれいだし。建物もかっこいいし。おしゃれっぽいお店も多かったしな〜」なんて思ったのはまさにこの11月末の午後だった。(もしかしたら学祭なのではと何も調べずに来た)この時期、大学の構内は最高に綺麗だ。雨で濡れた地面を乾いた落ち葉があっという間に埋め尽くして、まだ誰も踏んでいない銀杏の葉が降り積もる。晩秋の短い陽光が建造物のディティールを鮮やかに照らす。でも、そうであっても、4年通っても、ここは私の「母」校にはならなかった。雑木林の美しい木漏れ日を抜けて、構内のはずれのパソコン室に通ったこと、池のそばの平たい石のうえで生協の鳥そぼろおにぎりを食べていたこと、そんなことばかりが思い出される。ついぞ受け入れられることもなければ馴染むこともなかった場所。もちろん自分のせい以外のなにものでもない。寂寥感ばかりが募り、30分ほどで構内を出た。

レ・アントルメでケーキを買った。