Brutus Casa住宅特集&うちの今月の電気代14700円だった件

愕然としましたよ・・・
でんこちゃんのチラシにも書いてあったけど、1月は電気代が高くなりやすいから気をつけてねって・・・
でもうち、12月ですでに電気代14700円でした・・・(泣)びっくりしすぎて玄関でスーパーの袋を取り落としたよ・・・
そりゃ、のらくらものが家に居る時間が長ければ光熱費も上がるよね・・・

以前の家は築30年の陋屋で隙間風がひどく、ガスストーブをがんがん焚かないと「外と気温が変わらない」と言われるありさまだったけど、今の家は新築でこそあれ、一階に全く光が当たらず寒さと湿気が寝室に攻め寄せてくる。湿気なんか、「床に接しているたんすの下の段はすべてカビが!!」状態。低い位置からカビが!!ってグリーン・デイですか?!しかもガス&灯油暖房禁止。(新築の罠)しかたなしにエアコンとオイルヒーターとホットカーペットと扇風機*1でしのいだ結果がごらんの有様だよ

自分で家を建てるときは・・・絶対に・・・あったかくて暖房効率のいい家にしてやる・・・!!

ということを考えていた前後にCasaの今月号が住宅特集だったけれど・・・本当に・・・建築家に住宅を頼んではいけないんだね・・・。まあ別荘が多いとはいえ。何この全ての部屋が独立した「レンタル倉庫の集合」みたいな家は?!(宇都宮の「House Before House」)これ全ての部屋にエアコンつけて、全ての部屋の外に(建築家の大嫌いな)エアコン室外機を置くのですか?!カーテンは?排水は?雨どいは?セキュリティは?鍵は全部別にするの?コンセプチュアルなものとして作るのはまぁいいけど、私はこの人に住宅を頼みたいとは思えないなぁ。他も、ガラス張りとか、手すりのない階段やベランダとか、スチール張りとかやたら多いのですが、家の原初的な基本機能である「保護(保温、防風、防湿、そしてセキュリティ)」を無視したものは、建築ではあるかもしれないけれど住宅とはとても呼べない。家族と住みたいと思える家がほとんど無かったのが面白い。Casaは「新鮮で『知ってるとお洒落』なモノ」を紹介する雑誌であって、「住宅情報」ではないからいいのだが。

でも藤森照信先生の「コール・ハウス」には住んでみたかった。この内側のほっこり感!茶室!何か守られてる気分になるエクステリア!やっぱり建築史家は住宅の大事なとこがわかってるなぁ。。。

*1:暖房効果を上げるために必要。