refreshments

契約の話が尾を引いて、ここ一週間ほどはどうも腐々した気分で仕事をしている。帰りに惰性で家の前の本屋兼CD・ビデオレンタル店に寄る。かなり素敵な女の子が立ち読みをしていた。
色素薄い肌、それに合わせて明るく染めた髪をおかっぱに揃えている。化粧の薄いピンク系の肌にそばかすが浮いている。白いブラウスに淡いグレーのカーディガン、それに太いジーンズを腰履きにしているあたりがこなれていて好ましい。
今日行ったらその人がレジにいた。店員だったらしい。会計をしてもらう際にまじまじと見てしまった。手首が細いなと思った。
こういうことでそれまでの腐々した気分がすっかり清々しくなる、というのもどうかなと思うが、きれいで、きちんとしていて、おしゃれな人を見て気分がよくなり、かくありなむと思うのはまぁ健全な思考のうちではないかと思う。

最近自分がipodで携帯音楽プレイヤー生活を復活させたせいか、人の使っているヘッドフォンが気になる。
小柄な女の子がごつごつしたヘッドフォンをしているのは非常に良い。ヘンテコに大きいサングラスと似た効果なのか、顔が小さく見える。
髪の毛をぎゅっと高い位置でまとめて、ごついヘッドフォンをした女の子が、ポケットに手を突っ込んで、つんとした顔ですたすたと歩いているのは、そのすかした感じが逆に可愛いと思う。また、ロングの髪をマフラーでぐるぐる巻きにして、顔を半分うずめるようにしているところに、ごついヘッドフォンというのも,何かの防具みたいで庇護感を誘うように思う。もちろん服はおしゃれでなくてはならない。
こういう子がキリンジ聴いていたりしたらいいななんて思う。たんなる妄想。