腹に据えかねるニュースばかりの日

靖国参拝はいわずもがな。極右のふりした極左首相の、アジアへの外交カードプレゼントはいつまで続くのか。

それよりこれだよこれ。
日経NET「金融庁、上限金利下げで少額・短期を適用外に」
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060815AT2C1404714082006.html
<ここから抜粋>金融庁は来年の施行を目指している貸金業規制法の改正で、貸付金利の上限を引き下げるのに合わせ、少額・短期の貸し付けについては上限金利の上乗せを認める方向で検討に入った。「貸付額50万円以下で返済期間は1年以内」とする案が軸で月内に与党に提案する。上限金利を大幅に下げると、貸金業者が信用力の乏しい利用者に資金を貸さなくなるとの指摘があることに対応する。<ここまで>

やっとまともな法律ができようとしてたのに、なんだよこれ。そもそも何のための法律改正だったのか忘れてないか。貸し金で、利用されている金額と返済期間をマトリクス化したら、一番多いのが「貸付額50万円以下で返済期間は1年以内」なんじゃないのかな?で、それだと、多重債務にはなりにくいとかそういう根拠でもあるのか?複数の業者から借りれば余計に事態が悪化するのでは?そのあたりどういう根拠なのか?
金融庁のサイトにはまだ情報無し。

反論派の意見はこんな感じ。
「上限金利の引き下げには慎重な検討を」早稲田大学大学院商学学術院教授 坂野 友昭
http://www.asahi.com/ad/clients/waseda/opinion/opinion189.html
「上限金利だけでは社会的な弱者は保護できない」ことを骨子に。上限金利を厳しく規制したフランスやドイツで、違法貸付業者の利用率が、上限金利を規制していないイギリスの2倍であること・・・ でもこれだけだと納得できないな。(リンク先の、英国産業貿易省の報告書(和訳)は面白そう)

読売ウイークリー消費者金融「グレー金利」廃止へ 利用者には「吉」か、「凶」か」
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/yw/yw06040901.htm
最後の「関心寄せる大手銀行」という節がキモ。<ここから抜粋>上限金利が引き下げられた場合、直撃を受けるのはアコムやプロミスだが、両社とも銀行の連結対象になっており、業績の悪化は銀行に影響する。 仮に消費者金融の上限金利が大幅に引き下げられれば、銀行側にとっては、金利差による住み分け体制が成り立たなくなり、グループ戦略の見直しを迫られることにもなる。<ここまで>
そーゆーことかよ畜生・・・

なんかもう腹立たしくてならないので、日弁連の署名でもしようかと。
日弁連「高金利引き下げを求める署名運動を行っています!」
http://www.nichibenren.or.jp/ja/updates/060501.html