大雑把さにも細かさにも(愚痴みたいなもの)

前々職と同じく海外のエンジニアに製品の問い合わせをする。(障害とか仕様とか)どうもこうも鬼っ子な製品の面倒を見ているので必然的に問い合わせ回数も多い。多分向こうからしたら、私はこの製品のクレーマーかと思われているんじゃないだろうか。
前から思っていたけど向こうの人はやっぱり大雑把。1発目の回答はまずとんちんかんのことが多い。まぁ、「とりあえず最低限のアクションだけにしておいて、もっと突っ込まれたらそれ以上のことをしよう」というのは効率のよい発想だ。自分は逆に、回答する立場のときは先走って調べすぎたりしていた。しかしこっちの質問内容をほとんど読んでもらえないまま、たらいまわしを繰り返されるのには。。。orz
むきになって「質問内容と関係ない回答を送らないで!」とか「まともな回答がもらえるまでクローズさせません!(←何度も勝手に対応完了にされる)」というメールをやり取りする、社内クレーマーの不毛な日々はまだまだ続く。

そんな不毛なやり取りをしなくてはならないのも、日本の顧客の求める内容が不必要にまで細かくしつこいからで、「そんなバグの発生原因の詳細を知ったって、あなたがたの運用になにか改善が図れることでもあるのか?対応方法をハッキリさせて周知させて運用に組み込むことのほうが重要では?」と思う。(「いや、バグの詳細を知ることはユーザ企業にとって重要だ」という意見があるならそれはそれでぜひ聞いてみたい)そういう事態になったときの方向性のズレを修正できないのがもどかしい。また、障害に対しての責任を忌避するために、本来システムを理解し円滑に利用してもらうためのマニュアル等文書が、「ほらここに書いてあるでしょ!ちっさく!」の契約書じみたものになっていく、またそういうものを求める人が少なくないのも心苦しい。