スウィングガールズ

友よ、naloはやりました。。。

DVDを借りっぱなし状態ではや1年。そろそろ見なくちゃと思いながらも、気恥ずかしさに怯えてずっと見ずにいたけどついに観覧。


なんというか。
想像してください。あなたの古い友人が、懐かしい校舎で、大人気のアイドルと学園ドラマを演じているシーンを。いやぁー・・・。うん。いやー。なんというか。ね。いや、ファンタジーですよ。わかってますよ。しかし・・・。よくやるよっていうかアンタ。そういうヒトだったっけ。苦笑いしちゃうけど許してよ。うわ。もう。コメントできません。ちょっと・・・心の準備にもうちょっと時間ちょうだいよ。うん。

っていう感じでしょうか。

正直全然ビッグバンドの映画ではなくて、青春映画なのだけれど、いやしかしそうでもなく、青春映画というほど人物やドラマに踏み込んでもいず、あくまで大人が「女子高生がきゃあきゃあはしゃいでる」っていうのを描写したものでしかなく、結局「シロウトの少女がここまで練習してうまくなりました!」というはじめてのおつかい的カタルシスに青春要素を乗せたモノで、どうしても爽やかな感動を誘うようにできているんだけど、それを自分の良く見知ったものをテーマにしてやられると非常に恥ずかしい。野球部やっているヒトが「タッチ」を見てもおんなじくらい恥ずかしいだろうか?野球部、くらい言うとかなり一般的なので思いでも希釈されているというか多様性があるけど、「高校のビッグバンド部」だからなのか?こう気恥ずかしいのは?
と思って、同じ監督の前作「男子シンクロ部」の舞台である高校出身の同居人にはこの気恥ずかしさをご理解いただけるかと思ったけれどそうでもないらしい。

ビッグバンドジャズとしてありえないだろ!というツッコミをしても無意味だし、映画の手法としてひどすぎるというツッコミも多分無意味だし、正直どういうツッコミかた、コメントの仕方があるのかわからず。そしてこの映画を見てビックバンドジャズをはじめたいと思ったヒトが多いらしいと聞いていたが、それもどう受け止めていいのかわからなくなった。(もちろん、その後楽しんでくれたらいいな、と心から願っていますよ。そして母校のビッグバンド部のさらなる発展も。)


最後に素朴なきもちとしては、

  • 主人公サックス、派手で惚れっぽい子ペット、ドジっ子眼鏡っ子がボントロという対応は世間の何らかの共通認識なのだろうか