女はSで生きろ?

某新聞社のプロジェクトでPMをやっている方が転職することになり、大手町で軽く打ち上げ&お疲れ様会。
「naloさんてSでしょー」とか言われる。(お客さんを仕切りまくっているからか)
「まぁ相対的なもんでしょうけどねあはは」とか言っておく。
「女性ってねー、ずばずば言うでしょ。あれね男はできないんだよね。どうしてもしがらみとか保身とかあって。だからね女性が頑張ってそういうとこ仕切って『おかしい!』とか言わないと、会社とかプロジェクトとか、組織のおかしいところって変わらないんだよね」
「そーですか。いや私もね、どうせ『ねえちゃん』なんだから、これ以上、評価も評判も下がりようも無いだろうって、だから意図的にやっているところあるんですよね」

なんてまぁ、言ったし、本音ではあるんだけど、そもそも「しがらみや保身がない」というのは、「『ねえちゃん』だから」というか、それは社内の非公式コミュニケーションや出世ルートから阻害されている、っていうことが暗黙の前提なんじゃぁないかと。よく言えば社外取締役のような・・・。女性にぐさぐさ言われて会社の膿だしはできるかもしれないけど、要は憎まれ役では?それって評価されるのか?

前回の日経アソシエ*1「男と女 職場の新ルール」というなかなか興味深い特集があり、出色の出来だった。
「女性のコンプライアンス意識の強さは会社にとってメリット、生かすべき」なんてアゲてくれていましたが、ただの「浮いたいい子ちゃん」にならないようにするためには、かなりのしたたかさやトップからの支援が必要な気がする。

*1:表紙が毎号動物なのがコンピュータ系の雑誌風なような