イームズハウス特集

ブルータスのイームズハウス特集を買った。
イームズハウス、ずっと憧れている。細かい小物がごちゃごちゃ置いてあるところが、その住人の人生の歴史を感じる。ごちゃごちゃしているのに、なぜか全体として美しい。(ごちゃごちゃしているのに美しいといえば、これと、ウディアレンの映画に出てくるブルックリンの家。)

わかっているんだ…!小物が多いのに雑多に見えないのは、そもそも家が広いから小物があっても相対的に少なく見えるからなんだ。同じだけ小物があれば、日本の家じゃ資料室みたいになってしまうわ。まぁそれと、色調が合っているからというのもあるのだけど…。

飾られている小物は、世界の民芸品が多く、彼らが訪れた国と友人からのお土産という。これってあれだよ、「おばあちゃんのうち」だよ。幸せな歳のとりかたと思い出がいっぱいにつまっている。この家の主役は有名な椅子なんかじゃない。そこには、モダンの大家の名前とは関係なく、普遍的な幸せの表れがある。

そんな家をめざして。