リポD随想

ここ数日はあまり手を動かさない作業なのでひどく眠い。
とうとうリポDに頼ることにしたけれど飲んで1時間、一向に眠い。

大学生のとき入っていたサークルは、ほとんど酒を飲まないところだった。そのかわりみんなリポDに依存していた。(特に合宿の際。)
合宿は寝ないで練習することを旨としていたので、合宿前の買出しの際にはリポDを部費で5・6ケース(1ケースは60本?)ほど買っていた。
金のあるものは高いリポDゴールド等を自腹で買っていた。
さらに夜勤バイトをするものも多かったので、普段からリポDへの依存度は高かった。飲むと眠気が覚め体力が回復すると思っていた。
サークルを辞めたあともバイトの後などでたまに飲んでいた。
ある日、バイトの帰りに寄ったコンビニで、同サークルで友人だった店員に「お前もうこれやめろ。こんなもの飲んでも、意味がない」と販売拒否されてやめた。

どこで聞いたかわからないので不確かだけれど、リポDを飲んで目が覚めたようになるのは、カフェインによるものというよりはむしろ微量のアルコールによるものだという。
数滴のアルコールを、アルコールと見せかけず飲むためだけのものだとしたら、確かにむなしい。(酒を飲んだほうがいい。。や、会社では飲めないから)
また、以前AERAで、老人がこの手の健康ドリンクに依存しているという小記事があり、「飲むと健康になるもの」として認識されているとあった。
疲労回復と眠気解消を期待する若者も、健康増進を期待する老人もなんだか不気味だ。
わかっていたことではあるけれど、健康関係の言説のなかでも、こと健康ドリンクに関するものは特に違和感を覚える。とりあえず眠気が覚めてきたのでまた考えようと思う。