美少女アンドロイドなんて嫌いだ

認知心理学/インタフェース設計/暴力の隠蔽/オタク・ジェンダー論・・・についてちょっと読みたいなぁ。

「美少女ロボット型破壊兵器」と「心をもったロボット」についてぼんやり考える。
要するに、可愛い女の子という、非常に原始的な訴求力のあるインタフェースを用いて、殺人のための道具や殺人そのものを扱い、かつそのインタフェースのあり方が完全に製作者のコントロール下でありうる状態(ルックスや性格が設計されたものであること)が、非常に操作的で不愉快だ。ということ。
また、可愛い女の子が粛々と殺人を行っていくだけでは話にならないので、「ゆらぎ」「葛藤」が挿入される。多くの場合それは「ロボットに心が芽生える」とか「不完全なマインドコントロール」といったかたちで表現される。これも、コントロールされているということからの、逃避的な否定に感じられる。

・・・なんてことをつらつら生オタクである冷蔵庫氏に話しながら、「最近の美少女戦闘アンドロイドモノっていったら何?」みたいな話をしようとしたら、
「『オンナノコ』が暴力の隠蔽を行うインターフェイス(メディア)だなんて、オタクものをもってこなくたって、女子アナがニュース読むんでも同じだろ」と瞬殺された。確かに。うーん。
それと彼によると「米軍の戦闘機のインターフェイスも、女性の声になるらしいよ。パイロットの反応がちょっと速くなるんだって。」
まじですか。「それソース何?」「一通りの軍事雑誌には載っていたよ。」「やっぱり名前とかつけちゃうのかな」「つけるだろうねぇ。声、誰がやるのかな」あぁ、現実がおいついてきちゃったよ。。。

「お茶を汲むためのロボットなんて、本気で欲しいと思っている奴はいるのか?ロボットを作れるなら、欲しいものは、アレと、アレだろ。」と言ってしまった人がそのまま描いてしまった、「ファイブスター物語」を再読して、おやすみ。