フルーツバスケット 完結

完結とか読了とか続いてる。
ここ数ヶ月はファンサービスというか消化試合というか、もう終わった後の後日談のような感じで続いていたのであまり感慨はないけど、とうとう終わったかー。連綿と悲しみを紡ぎつづけて、悪役を出さずに引くストーリーはひぐらしにも通じる気がした。
昔自分の恋愛関係が最悪だったとき、益体も無いことをして終電を逃し、漫画喫茶で脳みそのバッファを埋め尽くすべくこれを一晩十数冊一気読みしてもらい泣きしたことがあった。(※これは恋愛系の話ではないんだけど。)あまりにも優しすぎる結末なのでは?という気もするけど、うーん、まぁ、いいのかな。主人公の母親のエピソードが最終回前にもう一回でてきたのが嬉しかった。

このように人気長期連載を続けてしまったあと、燃え尽きる漫画家さんはこの雑誌でもあり、「紅茶王子」が終わった後絵柄が実験の域を超えてゆがんでいった山田南平や、「花ざかりの君たちへ」をシャーマンキングもかくやという腑抜け最終回で終わらせた中条比紗也など悲しい過去もあるけれど、この作者さんは大丈夫だろうか。。。
社会人になってからなぜか「花とゆめ」を買うようになってしまった。風呂に浸かりながら、心温まる非現実的なエロ抜きの(※昨今の少女マンガとは異なり花とゆめには厳格なエロ禁ルールが存在する)恋愛話に浸かるのがここ数年の安らぎタイムでした。もうやめようと思いつつ惰性で買っていたけどそろそろおわりかな。