架空の思い出

というわけでRADIOHEADを聞いていたら妙に懐かしいようなせつないような気がしてきた。そういえば学生時代に、好きな人がRADIOHEADが好きというのを聞いて自分も聴いてみたことがあったなぁ・・・。うんそんなこともあったなぁ・・・と甘酸っぱさをかみしめていたら、その好きな人というのが実際誰なのかさっぱり思い出せない。女は過去の恋愛を忘れるのが早いと言うけど誰のことだっけかこれ、と考えたけれど、「好き」かつ「RADIOHEAD」というのは自分の前で今飯を食っている奴しかいないわけで、そうすると逆にそんな乙女チックなことをした覚えが無い。
話してみると実際にあったことは、RADIOHEADの「Kid A」をMDにダビングしたものをもらった」だけだった。音楽は感情を増幅するものだけれど、恋の思い出まで勝手に捏造されていた。naloは悪くない。トム・ヨークの声が悪い。