最近読んだ本「できそこないの男たち」とか
「できそこないの男たち」福岡伸一 2008
- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/10/20
- メディア: 新書
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性決定遺伝子の発見を題材に、生物における性の意味を解きほぐす。
性を決定する遺伝子の発見の歴史、その性決定の遺伝子(というか男性化決定の遺伝子)がどのようにヒトのデフォルト・タイプである形を男性に変化させていくか。このあたりは女性でも思わずうめいてしまう・・・。そして、生物の発生と連関の中でなぜ男性が必要か?を、アリマキの生態から説明。さらに「父系血族」や「万世一系支配者」の価値についても踏み込んでいたりして非常に刺激的。生物学的に見ると、「アダムからイブが」も「尊い○○家のお血筋」もこうなる・・・。また、男性のほうが女性よりも寿命が短く、各種の疾病にかかりやすいのは周知の事実だけれど、その理由についての生物学的な観察結果を紹介している・・・これは私、男だったら泣くよ・・・。いや女だけどこれには・・・。結構ショッキングな事実です。
釣りっぽいタイトルに脊髄反応してしまわれる可能性が高いけれど、すごく面白いのでお勧め。
「模倣犯」宮部みゆき 2001
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/03/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/03
- メディア: 単行本
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