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2月に読んだ本

密室/閉鎖環境モノリンクで読んでるな・・・。石持浅海はいいな。無茶な設定と、「真面目にやってるのになんでこんなときに限ってこんなことが起きちゃうの?!」という真面目な人の焦りに妙なおかしみがあって好き。 でも今月ベストは「安藤忠雄 光の教会」…

1月に読んだ本まとめ。

残念ながらハズレが多かったかな?このなかで1冊なら「君の望む死に方」かな。1月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:2609ページRのつく月には気をつけよう石持氏のホワイダニットは好きです・・・でも・・・喰いタン?wそれにしてもこれはち…

6月の乱読期

6月の読書メーター読んだ本の数:10冊読んだページ数:2319ページ弥勒の月 (文芸)遠野屋救いないな・・・ちょっと辛い。タイトル通りすればあまりにも遠い救い。ところで解けるようにはできていないのでミステリではないと思うんだけどどうなんだろう。読了…

5月の読書メーター

読んだ本の数:4冊読んだページ数:1278ページ調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 (幻冬舎文庫)ひたむきさの大切さを感じる、いい言葉が並んでるけど濃縮されすぎていてなかなか自分の身にできない。1つ上げるとすれば、独立直前に、自分…

去年読書メーターに書いたもの

使い始めてみた。書評機能はさほどでもないけれど、これから読もうかなという本を、例えば書評サイトを見ながら備忘録的に使うのにはかなりよい。図書館のオンライン予約と組み合わせるとばっちりだ! 2009年の読書メーター読んだ本の数:21冊読んだページ数…

尾形一郎+尾形優「HOUSE」

HOUSE作者: 尾形一郎,尾形優出版社/メーカー: フォイル発売日: 2009/10/21メディア: ハードカバー クリック: 11回この商品を含むブログ (4件) を見る今朝の日経新聞の書評欄で見かけて即買い。またも背徳の廃墟好きがムラムラしてきてしまったよ・・・。ああ…

旅行中など

最近全然書いてないけど、「夏の百冊」等、出版社の小冊子をもらってそこから滅多打ちに借りています。はずれ(←趣味に合わない)も多いけど興味を広げられるのはいい。 「僕僕先生」 僕僕先生 (新潮文庫)作者: 仁木英之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009…

うみねこのなく頃に ep4

あと3日で解決編がでるというところでやっとepisode4読了です。 今回の縁寿パートは本当にこころに響く言葉が多くてすごく良かった。いやー泣きました。 今回は「魔法」という言葉で表されているものは何なのかを追っていく話。「ひぐらし〜」では「奇跡」と…

「サウスバウンド」奥田英朗 2005

(Wikipediaより)「元過激派の父が起こす大騒動に翻弄されながらも、東京→沖縄への移住を通して家族の絆、息子二郎の成長していく過程を描いている。」角川文庫夏の百冊のブックレットを見ていろいろ借りてきました。 なんか聞いたことのあるような家族だな…

ガルシア・マルケス「わが悲しき娼婦たちの思い出」2004

「満九十歳の誕生日に、うら若い処女を狂ったように愛して、自分の誕生祝いにしようと考えた。」 こんなどぎつい一文で始まる小説が、こんなに爽やかな喜びを与えてくれるなんて全然思いもしなかった。 (帯より抜粋)満九十歳を迎える記念すべき一夜を、処…

伊坂幸太郎「重力ピエロ」

胸糞悪い過去の事件、数年を経て起きる落書きと放火。またこれはいろいろと筋が読めてしまって残念。「遺伝・遺伝子」に全体をからませたいのはわかるけれど、小ネタがうっとおしいな・・・。うーん。なんだろう。この2作だと「暴力、蹂躙に対する素直な怒り…

伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」

叙述は飽きたよ・・・・!!!もうほんとこのタイプの叙述は飽きた!叙述慣れしきっている自分にはダメだよ・・・!ええ、「ブータン人は日本人とそっくり」なんて設定の意味するものは1つしかないじゃないか・・・!「ミステリとして読まず、青春小説として…

畠中恵「アイスクリン強し」2008

残念ながらあまり面白くなかった・・・。明治23年の世、士族上がりの警官と洋菓子屋がちょっとした事件を解決していく話。なんだけど。?やたら時代背景の説明が多い(詳しくはないレベル)?地の文だけではなく会話文にも時代背景の説明が多い?謎というほどの…

有川浩「阪急電車」2008

形式はおもしろい。短い路線で同乗する、「互いに見知らぬ人々」が1話づつつむぐオムニバス形式のストーリー。前の話の主人公を、その話で触れられもしない傍観者の次の主人公が見ている。物語は半分で折り返し、半年後、逆の順番で、彼らのその後が描かれる…

桜庭一樹 おおざっぱな感想

桜庭一樹は「砂糖菓子」「少女には向かない職業」「青年のための読書クラブ」「赤朽葉家の伝説」「少女七竈と七人の可愛そうな大人」「ファミリーポートレイト」まで読んで昨日「私の男」入手。これから再読しながらぼちぼち感想書く。そのまえにいまんとこ…

事務屋のささやかな楽しみ「パターン&配色」

配色ガイドを探していたとき見つけてしまったのがコレ。パターン&配色作者: ハイジアリサバラガ,Heidi Arrizabalaga出版社/メーカー: グラフィック社発売日: 2007/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見るか・わ・い・い!!配色ガイドっていう…

母と娘という呪い  佐野洋子「シズコさん」/ よしながふみ「愛すべき娘たち」

シズコさん作者: 佐野洋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/04メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 60回この商品を含むブログ (61件) を見る私は、母の手をさわったことがなかった。抱きしめられたこともない。あの頃、私は母さんがいつかおばあさんに…

いちゃラブは心の甘味です 「別冊 図書館戦争(1)」

別冊 図書館戦争〈1〉作者: 有川浩出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2008/04/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 199回この商品を含むブログ (289件) を見る本編最終巻「図書館革命」でくっついた堂上×笠原カップルの後日談。 「ベタ甘…

正論とどう生きるか「図書館戦争」シリーズ

いまさらながら話題のライトノベル「図書館戦争」シリーズを全4巻一気読みしました。 著者の本は「空の中」「塩の街」に続いて3つ目。(←この2つはちょっといまいちだった)図書館戦争作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/02メディア…

擬似家族憧憬×オタク趣味「宇宙家族カールビンソン」

宇宙家族カールビンソン (1) (講談社漫画文庫)作者: あさりよしとお出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/11メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 259回この商品を含むブログ (32件) を見る日曜日のご近所コースは、中野通り→薬師ふれあいロードの「ミルズ」で…

地に足の着いた勝間本「インディで行こう!」2006

勝間和代という人についての、自分の認識がジグザグと上下して変わりつつある。 最初、「年収10倍アップ〜」などの勉強本がヒットしたころは、「なんか自己啓発本とか勉強本とか書き飛ばしてちゃらーい感じ。やっぱりコンサルファーム出身?は〜ヤダヤダ」と…

歌野晶午まとめ読み4「女王様と私」2005

女王様と私作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/08/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 201回この商品を含むブログ (157件) を見る出版社 / 著者からの内容紹介 「このミス」1位『葉桜』の偉才が放つ、今年最大の問題作! 真藤数馬は冴…

歌野晶午まとめ読み3「館と言う名の楽園で」2002

館という名の楽園で (祥伝社文庫)作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2002/06メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (21件) を見る内容(「BOOK」データベースより) 「奇妙な殺人事件は、奇妙な構造の館で起こるのが定説です」三星…

歌野晶午まとめ読み2「生存者、一名」2000

生存者、一名 (祥伝社文庫)作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2000/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (22件) を見る内容(「BOOK」データベースより) 鹿児島の遙か沖の孤島、屍島に六人の男女が降り立った。彼らは…

歌野晶午まとめ読み1「ROMMY 越境者の歌」1998

ネタバレ有り!白文字注意! 読んでも読んでもこの人がわからないよ!とりあえずこの人はフーダニットには全然関心が無いということ、トリックの解題に作品の主眼を置いていないこと、それはいままで3冊ほど読んでわかったつもりだけどやっぱりどう読んだら…

歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」がわからない

「読んだ人みんなびっくり」の仕掛けミステリなのでネタバレ注意!!一応核心部分は白抜きに。葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/03/28メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 3…

ナイ氏駐日大使就任→島本和彦「新・吼えろペン」→小山登美夫「現代アートビジネス」

「ジョセフ・ナイ氏が駐日大使ですか。ほうほう」「誰それ?何したひと?」「『ソフト・パワー』の人だよ」「あぁー。『描く抑止力』ね」「そうそう」ソフト・パワー(Soft Power)とは、国家が軍事力や経済力などの対外的な強制力によらず、その国の有する…

「世界の終わり、あるいは始まり」歌野晶午

「世界の終わり、あるいは始まり」歌野晶午 世界の終わり、あるいは始まり (文芸シリーズ)作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/02メディア: 単行本 クリック: 39回この商品を含むブログ (41件) を見る風呂場でミステリを読むとあがるタイミ…

最近読んだ本・・・仕事っぽいもの

「影響力の法則」 影響力の法則―現代組織を生き抜くバイブル作者: アラン R.コーエン,デビッド L.ブラッドフォード,高嶋薫,高嶋成豪出版社/メーカー: 税務経理協会発売日: 2007/12/03メディア: ハードカバー購入: 5人 クリック: 51回この商品を含むブログ (2…

最近読んだ本・・・小説など仕事以外(ミステリ中心)

年末年始に読もうと思ってディクスン・カーをいくつか借りたけど全然読んでないよ! 「チャイルド44」トム・ロブ・スミス 2008 チャイルド44 上巻 (新潮文庫)作者: トム・ロブスミス,Tom Rob Smith,田口俊樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/08/28メディ…