2009-07-27から1日間の記事一覧

伊坂幸太郎「重力ピエロ」

胸糞悪い過去の事件、数年を経て起きる落書きと放火。またこれはいろいろと筋が読めてしまって残念。「遺伝・遺伝子」に全体をからませたいのはわかるけれど、小ネタがうっとおしいな・・・。うーん。なんだろう。この2作だと「暴力、蹂躙に対する素直な怒り…

伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」

叙述は飽きたよ・・・・!!!もうほんとこのタイプの叙述は飽きた!叙述慣れしきっている自分にはダメだよ・・・!ええ、「ブータン人は日本人とそっくり」なんて設定の意味するものは1つしかないじゃないか・・・!「ミステリとして読まず、青春小説として…

畠中恵「アイスクリン強し」2008

残念ながらあまり面白くなかった・・・。明治23年の世、士族上がりの警官と洋菓子屋がちょっとした事件を解決していく話。なんだけど。?やたら時代背景の説明が多い(詳しくはないレベル)?地の文だけではなく会話文にも時代背景の説明が多い?謎というほどの…

有川浩「阪急電車」2008

形式はおもしろい。短い路線で同乗する、「互いに見知らぬ人々」が1話づつつむぐオムニバス形式のストーリー。前の話の主人公を、その話で触れられもしない傍観者の次の主人公が見ている。物語は半分で折り返し、半年後、逆の順番で、彼らのその後が描かれる…