いちゃラブは心の甘味です 「別冊 図書館戦争(1)」

別冊 図書館戦争〈1〉

別冊 図書館戦争〈1〉

本編最終巻「図書館革命」でくっついた堂上×笠原カップルの後日談。
「ベタ甘は仕様です。駄目な方は本気で回避してください」
という注意書きのとおり、おそろしいまでにベタ甘全開のいちゃラブスピンアウト作品となっておりました。ダメな人は壁に投げつけるレベルで甘すぎです。簡単に言うと要するにステキな上司に惚れてしまうオフィス(戦場だが)ラブの話で、人前では厳しい彼とガサツな彼女という直球ど真ん中な話だ。同僚にお披露目から親にお披露目やら初お泊りやらベタ甘展開のフルコースです。昼飯時に店でサンドイッチ食べながら読んでたら顔が緩みすぎて困った。ベタ甘バカップルに萌えるのは「狼と香辛料」以来で、久々のこの甘ったるさ、本当にケーキを山ほど食べたかのような物理的な満腹感と充足感があります。

なんか、「日常生活のなかの恋愛」モノって恋愛に向きすぎていてあまり気持ちが良くないのでこれぐらいコメディになってると楽しい。もしかして自分、ラノベ的なものの恋愛モノしか愛好できないのかな。