偉業と××野郎共

はやぶさ関係のtwitterやニコ動を見ているとどうも変なのがいる。お決まりのネト右と、それと「アンチ擬人化」みたいな奴。
ネト右はお決まりのパターン、自分がおとしめたいものを、人気があって応援している人が多いものの仮想敵に設定し、まるで人気者を敵から守るかのようにネガティブキャンペーンを繰り返す。フィギュアスケートにも宇宙開発にも感心などないのに。
アンチ擬人化は妙。まず制作・運用チームが擬人化して語るのは、「人事を尽くして天命を待つ」の「天命」の部分を言っているというか、技術者としての情熱と謙虚さ、というものだと思うし、まあアンチ擬人化派もそんな今現在神レベルの人に盾突こうっていうんじゃなくて「はやぶさタンおかえりぃぃ」「最期の力を振り絞って写真を届けてくれてありがとう」とか言ってる奴キモいwワロス、みたいなあたりがターゲットなんだろうけど。

自分では、プログラムされていてそう動くようになっているものがあるべき動きをすることに「忠実さ」とか「忠実さゆえの哀感(忠犬ハチ公みたいなもの)」を見るのは、ロマンティックかつ傲慢なものだなぁとは思うけど、それを作った側から見た場合にはいいんじゃないかと思う。また、普通の人が言うのも、その文脈に乗っかって、技術者への間接的な賞賛を伝えている、っていう以外の何だっていうのか。
というか、そんな本気で擬人化に入れ込んでいる人なんていないだろ。それを真に受けて、「人工衛星に感情移入していろいろ感動しちゃう人は、『イルカは知能が高いから食べてはダメなんです!』な人を笑えないな」「本体よりも開発者の方に感情移入して感動してしまう私は、もちろんプロジェクトXが大好きです」とか、唐変木すぎるにもほどがあるだろ。