地震 3/11のこと(無事でした)

親戚とか含めて無事です。

地震が起きた日は珍しく一日内勤の日で、私は新宿のオフィス、26階にいました。
何か揺れたような?という気がしてから1分くらいで、揺らぎが大きくなりました。
高層ビルだから揺れが大きいのは当たり前、と思い、最初は笑っている人もいたけれど、壁の可動式書庫が大きくスライドを繰り返し、波に揺れる船のように左右の壁に当たるようになった時点で、みんなの顔がひきつり、悲鳴が聞こえ始めました。
隣のビルが近づいたり離れたり、ゆらりゆらりと動いているのが窓から見える。
「普通じゃないなコレ・・・死ぬのかな・・・ビル折れたら死ぬな・・・でも、いま26階から降りるのもムリだな・・・。」ということが頭をかすめました。
「ガラスからはなれたほうがいいよ」という声が上がる。

いったん振動がおさまったあともなかなか立つことができませんでした。
まずはオフィスの電子ロック式のドアを開放し、退路確保。避難はあぶないのでまだしない。1階正面玄関のガラスが割れたのと、エレベーター停止の連絡が管理室から入る。「固定電話ならかかる?!」と保育所に電話をかける人々。ワンセグに集まる。
日比谷の地下4階にいる同僚の安全をメールで確認。連れ合いの無事をツイッターで確認。ツイッターすごすぎる。(そのあとも)
26階の窓から、六本木方面で火の手が上がっているのが見えて、尋常でない雰囲気に。お台場方面でも黒煙。西口のロータリーがとまり、新宿駅に黒山の人だかりが見えました。
エレベーターが止まっているなか、喫煙者はたばこのみたさに1階まで往復していた。たばこ・・・そりゃあやめられないわけだよ・・・。


帰宅許可が出て、歩いて帰れる人は帰宅。寒さが本格化するまえに即帰宅開始。なんか復旧したりしても遠い人にゆずらなきゃね。とそのときは思っていた。新宿西口から山手通り、大混雑。歩道が人でいっぱい。「大規模地震が発生したら、帰宅困難者が道を埋め尽くす」ってほんとうに今起きているんだ・・・と感じました。車道も大混雑。連れ合いから「プチレンタで車借りて帰る」との連絡で悪い予感。中野駅の横でJRのヘルメットかぶった人が山のようにコンビニ弁当を持って歩いていった。今夜は徹夜だろうな・・・インフラの人、本当にご苦労様です・・。住宅街は普通。日本酒専門店に寄ったところ、いい匂いが・・・「どうでしたか?」「いや・・・酒の海になりましたよ、ほんとに今なんとか掃除が終わったところ・・・犬と外に飛び出しましたよ、あぶなくて・・・」

自宅は、スピーカー倒れたのと、本棚・CD棚・机の上のモノ・飾りだなと食料品などのモノが落ちたくらいで割れ物は極少。割れ物だらけを危惧していたのでほっとしました。
かなり遅くなって連れ合いが帰宅。本当は今週ずっと疲れていて、土曜日だけでもゆっくり寝ようかって言っていたくらいなのに、同僚を送って車を出していました。
テレビ無しっ子なのでUstreamが役に立つことに気づきました。

弟は無事家。父は飯田橋の役所にたまたま行っているときでそこで一泊。いろいろとサバイバーな人なのであまり心配ないけど。母も無事。
非常持ち出し袋を作って、玄関にスニーカーを出して、スポーツウェアにセーターを来て余震に備えて寝ました。