黒くない歴史

週末に、連れ合いの実家に行ったら、どういう話の流れだったか忘れたけれど、彼と弟の通信簿やら絵やら作文やらを引っぱりだして見ることいになった。私のその手の荷物がウチに山積しているのをおこられるので、なんだ君のもやっぱりあるじゃないか、しめしめなにか笑えるものやら黒歴史をあらわにしてやろうではないかと掘りおこしてみた。しかしながら、通信簿のコメント欄は絶賛、成績はまんべんなく良く、卒業生総代やら在校生代表やらのスピーチ原稿がならび、水泳やマラソン大会の賞状が出てきた。こういう、全方位的にできたお子さんというものを見てしまうと、自分のポジションはあきらかに「優等生」ではなく、「一芸/色モノ系」というポジションだったことに気づく。自分はもっと作文とか毒を吐いていた気がする。彼が書いている最大の毒は「野菜を食べるのは交通事故並みにつらい」とう主旨の詩だった。男子小学生のあまりのピュアピュアさに泣けてきた。