沈黙入門

先週ころの日経に若いお坊さんの記事があり、なんとなく気になっていた。昨日の朝刊に、その人の著書の広告がかなり大きく載っていた。

ああ、これ、知っている人じゃなかったか?・・・というかあのブログか。

「自分」から自由になる沈黙入門

この著者は2ホップくらいの知り合いで、ということはどうでもいいんだけれど、家出空間というブログを主催しているお坊さん。
自分が読んでいたブログの文章やイラストはとてもポップな感じだったので、新聞広告のダサくうさんくさいスピリチュアル便乗系あおり文章からは、にわかには結びつかなかった。(幻冬社というところもまた)
摂食障害という言葉にまだぞくりとしてしまうようだったころ、ふっと気が軽くなるような気がしてお世話になっていた。途中からマクロビオティック食の話題が増えて、ちょっと興味を失っていたけれど、本を買ってしばらくぶりに読み返したらやっぱり自分に合っているなと思った。生活の変化もあり、ことさらに最近は苛々することが多かったからなおさら。

「身近で大切に思う人に対してこそ、常に幻滅しておく」

いいかも。


こんなことを言っていると弟なんかには「お〜いおい、とうとう宗教頼みかよw」とか言われそうだけど、宗教って「支配を正当化・効率化するためのツール」という側面と、「生活や人生の基盤となる考え方・価値観のパッケージ(一から自分で考えてもいいけど、こう考えると気持ちよくすごせるからやってみない?的なもの)」という二つの側面がある、と勝手に思っているけれど、後半のほうは気が向いたときは採用してもいいかなと思う。自己啓発本くらいの感じで。