鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人@オペラシティアートギャラリー
「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション」で好きになった鴻池朋子氏の個展。
手足だけの毛だらけのもちゃもちゃした生き物、「みみお」と6本足の狼が素敵だ。たくさんの作品を通して見ることで、「ナイフ」「蜂」などの彼女のよく使うモチーフがなんとなくわかるような気がしてきた。以下好きなもの。
- 絵本「みみお」原画(→原画を見てしまうとあまりにもきれいで、印刷されたものを買う気が薄れるのが難点。でも子供がいたら見せたいなー)
- 「ミミオ―冬の最後の日」ミミオシリーズのアニメーション。どうもこれ、背景まで全部書いているのか?!スノードームをモチーフにした、すこし切ないお話。アートアニメって退屈な印象があったんだけれど、動きが綺麗で話も比較的わかりやすいのでよかった。
- 「焚書―World of Wonder」これも絵本のようなものの原画。創世記のようなストーリー。「想像力を体に閉じ込める」という表現が他の作品にもわたるテーマのような感じがした。
- 「シラ―谷の者 野の者」メイン作品の襖絵。髑髏、人の足の生えた蝶、六本足の狼。すごく美しいけれどこれが家にあったら(実際に使う襖だったら)気がおかしくなりそうだー。