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アンドレアス・グルスキー展 @国立新美術館 感想

ピントがくっきりと合った写真が好きで、それは「モノがはっきり見えて、視力が良くなったような気がするから」という情けない理由なのだけれど、グルスキー展はそれを超えて「人間の知覚を超えた視覚を手に入れたような」体験を与えてくれた。グルスキーの…

アーティスト・ファイル展2011 @国立新美術館

毎年、いまどきっ!のアーティストを厳選して、かつ気軽に観られる、アーティスト・ファイル展。(ギャラリーってちょっと敷居高いので) 今年もいってきました。8人のアーティストのうち・・・よかったもの。 1.クリスティン・ベイカー F1レースを描いた平…

目白ロードレース

中学生のとき4kmのマラソン大会がイヤでふて腐れてた自分が…ランニング初めて4年、初イベント出場〜。場所は馴染みのある、いつものランニングの目標地点(折り返し地点)目白。 行きはアップを兼ねて会場まで走り、帰りはダウンを兼ねてウォーキングで帰る……

41th 山野ビッグバンドジャズコンテスト 一日目

今年は一日目しか行けない…でも金沢大学以外全部(20バンド)聞きました。 一日目は「王道の日」という感じだった。去年一日目に電子楽器系が集中して、セッティングにやたら時間を食い、またそういう音色に飽きてきたんだけど、今日はそういうのは青山学院…

フセイン・チャラヤン展 @東京都現代美術館

以前、新国立美術館での「SKIN and BONES 1980年代以降の建築とファッション」の展示で特に興味深かった、フセイン・チャラヤンのソロ展覧会。 身体を取り巻く意識 身体と密着しているものにして、一番近い「外部」「環境」 身体から見たら「外部」「環境」…

ルーシー・リー展 @国立新美術館

これはうちのお茶碗(四年前に購入)だけど、なんか似ている。 ルーシー・リーが好きな人が焼いたのだろうか・・・。目の覚めるような鮮やかな色の釉薬と、鋭さとはかなさの同居した薄い薄いフォルム。 モダンで斬新、ややあやうい魅力の、うつわ。素焼きし…

アーティスト・イン・ファイル展2010 @国立新美術館

結婚式翌々日だったけどこれ終わりそうだったからどうにかフラフラ行ったよ!詩(すべて回文)や文庫本などに細かい結び止めのような刺繍が大量にしてある。 刺繍のつぶつぶ感が生理的に受け付けず、すぐに部屋を出た。炭酸水ごしに撮影した風景。パチンコ玉…

ラグジュアリー: ファッションの欲望 @東京都現代美術館

「ラグジュアリー」を何をもって、どのように服飾で表現するか、というテーマか。 以前「ファッションから名画を読む」で読んだように、貴重な織物、刺繍やレースなどの手工芸、金糸銀糸や宝石の縫込みなどが豪奢さの現われになるのだろうなー、しかし20世紀…

医学と芸術展 @森美術館

新年初美術館。東京都現代美術館に行きたかったけど月曜日だったので初売りをかねて。なんというか、よくある見世物小屋的なものとかではなかろうか(人体の輪切りをプラスティック化したものなど)ではないかと危惧していたんだけれど、・・・そうではなか…

ヴェルナー・パントン展 

前半は椅子が並べてあるだけで退屈。目黒の家具屋や隣のビルのカルテルにでも行けば実際に座れるのに、なぜ有料で「触るのも座るのも禁止!」で椅子を見なくてはならないのだ。 本番は靴を脱いでからです。なんといってもこの展示会は「Phantasy Landscape」…

女性アーティストと、その時代@資生堂ギャラリー 開廊90周年記念

90周年記念にしては中身の薄い展示で落胆した。(昨日日経の文化欄でも紹介されていたのに・・・)「本展覧会では、資生堂ギャラリーで90年代以降にご紹介した女性アーティストのうち、以下の11名の新作、近作など、それぞれ1点を展示いたします。当時の展覧…

クリムト、シーレ ウィーン世紀末展@日本橋高島屋

エゴン・シーレ―ウィーン世紀末を駆け抜けた鬼才 (六耀社アートビュウシリーズ)作者: 水沢勉出版社/メーカー: 六耀社発売日: 1999/06メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (5件) を見るエゴン・シーレが来たアーーーーーーーーーーーーーー…

鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人@オペラシティアートギャラリー

「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション」で好きになった鴻池朋子氏の個展。 手足だけの毛だらけのもちゃもちゃした生き物、「みみお」と6本足の狼が素敵だ。たくさんの作品を通して見ることで、「ナイフ」「蜂」などの彼女のよく使うモチーフがなんとなく…

山野ビッグバンドジャズコンテストの感想 2日目

立教(⇒3位) ドライブ感のすごい「Seven Steps to Heaven」から珍しいアレンジ(斎藤真也さんという方)の「Sorcerer」。流れがすばらしい。華やかな音色が美しいTpソリスト劉慎太郎さん、2年生であることに驚き。マイルスの曲なのにこう明るい音色って珍し…

40th 山野ビッグバンドジャズコンテストの感想 その1

(審査発表を見てから感想を書くとネガティブになるので来年から1日ごとに書こう・・・。) 全体と順位について 一日目、シンセとコンガ多すぎ・・・。セッティングでやたら押した。ラテン、電子楽器系というかコンテンポラリ系がみんな1日目来ていて、ちょ…

ラストショウ:細谷巖アートディレクション展 @ggg

http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/ 「男は黙ってサッポロビール」の方ですね。 タイポグラフィと抑制の効いた写真との組み合わせが手堅い印象。(特にロゴが、とか、特に色が、というのではなく) 「全国児童福祉大会」の、「児童憲章」と「きょうも・・・…

金森玲奈 街猫の肖像@銀座キヤノンギャラリー

http://cweb.canon.jp/gallery/postcard/2009/0820.html 猫写真なんだけれども可愛らしく撮られてはいない。池袋や歌舞伎町、東京駅前の野良猫たち。でもついまなじりがさがってしまう。 「こういうホームレス、いそうだ」と連れがのたまった。不信感の浮か…

中比良真子「here, there」展@ギャラリーニュートロン

http://www.neutron-tokyo.com/gallery/schedule/0907/NAKAHIRA_MASAKO/index.html 「花とか女の子とかさ、ガーリィなのは好きじゃないのよね」なんて憎まれ口を利いてしまうけれど、この水面の風景たちはよかった・・・。水面に映る景色だけを描いて、実像…

ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション@上野の森美術館

今の日本現代美術のスターが居並ぶ、驚くべき「個人」コレクション。精神科医の先生というのも・・・なんとも・・・。図録も買ったよ。今回とにかく良かったのが鴻池朋子さんの作品。入り口いきなりの狼の彫像、「惑星はしばらく雪に覆われる」と続く絵の「K…

万華鏡の視覚 ティッセン・ボルミッサ現代美術財団コレクションより@森美術館

http://www.mori.art.museum/contents/kaleidoscopic/top.html この迷路のような作品に心惹かれて、ずーっと行きたい行きたい言ってやっと行ったのだけれど全体としては提供の仕組みが若干難しく、感じ取れるものの少ない回だった・・・。 本展出品のアーテ…

Hats : An Anthology by Stephen Jones @ V.A.

ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館の帽子展覧会。人気帽子デザイナーが、膨大な収蔵作品をディレクション。行けないのでwebで。 http://www.vam.ac.uk/microsites/hats-anthology/the-exhibition.html 最近は日本でもヘッドアクセサリーがブームだけ…

山中俊治ディレクション「骨」展 @21_21DesignSight

骨!骨が大好きですよ!というわけで行きました。湯沢英治の写真集が大きく見られるというので。 骸骨好き熱狂「BONES 動物の骨格と機能美」。 オープン翌日だってのにがらがらだな!天気が悪いからか?↓展覧会ブログ 作品紹介も http://lleedd.com/blog/元…

クラインダイサム アーキテクツ の建築@ギャラリー間

ロンドン出身のデザイナーだけど、日本が拠点なので結構見たことのあるものが多いですね。ラフォーレ原宿前のオブジェとか。表参道ヒルズの工事の間の工事囲いの装飾とか。 狭いギャラリーなんだけど、iPod touchを使って作品の写真を見せる仕組みが結構面白…

アーティスト・ファイル2009―現代の作家たち

ペーター・ボーゲルス(ビデオ・インスタレーション)つまらないし退屈 平川滋子(インスタレーション)「光合成の木」 光合成の「見える化」。変化を見せるものを1日、1回の来訪で感じ取るのは難しいですね 石川直樹(写真)これ好き。 金田実生(油彩) 宮…

日本橋ギャラリーめぐり

7日だが。あとgggにも行ったけど土曜は閉館が早くて見られなかったよ〜(泣) お昼はたいめいけん☆ 樋口佳絵 エンシンリョク - Enshinryoku @西村画廊 あんまりガーリーなのってすきではないけどこの2つはよかった。 表題作「エンシンリョク」、三つ編みをな…

ネオ・トロピカリア ブラジルの創造力@東京都現代美術館

チケットをもらっていた展覧会、やっと行く。現代美術館、高校生以来の訪問。遠かったことばかり記憶にあったけどやっぱり遠かった。さむひ。 全体としては参加型の展示が多く、知っている作家は一人もいないのに大満足、満喫。ブラジルの建築めぐりとか、い…

ジャン=フィリップ・トゥーサン講演会

「映画そして/あるいは小説――『逃げる』をめぐって」Le cinéma et/ou le roman : autour de Fuir @東京大学文学部(本郷キャンパス) 主催 「文学・芸術の社会的統合機能の研究(LAC)」 共催 東京大学文学部仏文研究室 トゥーサンによる、彼の小説と映画活…

崩壊感覚@国立近代美術館

http://www.momat.go.jp/Honkan/The_Sense_of_Collapse/index.html 「東京人」の今月号で取り上げられていて気になっていたので行ってみた。そのライターの方はアンチ廃墟ブームという感じだったけど、自分はそれが見たくて行く。(ミーハーですが) 宮本隆…

山野ビッグバンドジャズコンテスト 2日目

午後の休憩までみて退席。2chで速報確保。ばてたので感想は明日。1.国音 2.同志社 3.慶應ライト 4.早稲田 5.明治BS6.青学 7.大阪 8.立教 9.東工 10.天理 11.日医 12.京都 13.昭和 14.学習院 15.甲南16.慶應KMP 17.愛知 18.立命館 19.東大 20.上智 21.静岡 22…

山野ビッグバンドジャズコンテスト 1日目

今年も行ってきました。いい年して。いいよ、もう私が出世してスポンサー企業の社長になるまで行きつづけるよ。 今年もビッグバンドのネ申は同志社に降臨しました こんなに圧倒的な存在感のあるバンドはなかった。さすがに、去年凄かったのを知っているので…